JAXA主催 土木・建設コンサルタント向け研修のご案内
ALOS-2/PALSAR-2データによる社会インフラ維持管理のための業界向け研修
土木・建設コンサルタント業界の方を対象に、「だいち2号」に搭載されるLバンド合成開口レーダのデータ利用・解析に関する研修がJAXA主催で開催されます。
研修では、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)から得られるLバンドSAR*1データを中心に、リモートセンシング*2の基礎からSARの特性・利用方法等の基礎コース、干渉解析等の応用コースと盛りだくさんな内容の研修です。特に今回は、社会インフラ維持管理のために衛星画像を利用されている、または利用を考えている土木・建設コンサルタント業界の皆さまを中心に研修を開催致しますことをお知らせします。
参加費は無料です。原則として、基礎・応用コースの両コースを受講して頂きます。多くの方々のご参加を、心よりお待ちしております。
応募につきましては、下記サイトにて必要事項を記入の上、ご応募ください。
RESTECサイト:
https://www.restec.or.jp/training/course-jaxa-1
【対象】 土木・建設コンサルタント業界の方 各回30名程度
【内容】 ALOS2/PALSAR-2データによる社会インフラ維持管理のための業界向け研修
<基礎コース>
合成開口レーダ解説およびそのデータ処理に関する基礎
〖講義〗リモートセンシング概要/光学とSARの違い/SARの特性による画像の見え方の違い/Lバンド、
Xバンド、Cバンドの違い/SARの利用事例/データ入手時注意点
〖実習〗SAR画像の2時期カラー合成画像作成実習
<応用コース>
地盤の変動に起因する社会インフラへの影響評価への応用
〖講義〗SAR干渉解析について/SAR干渉解析の基礎/SAR干渉解析結果の解釈と利用
〖実習〗干渉可能なPALSARデータの検索/SARインターフェロメトリ解析実習/SARデータ入手・
処理解析・品質確認についての留意事項
【参加費】 無料 (複数回ご参加いただくことはできません)
【日程】
●第1回研修
平成27年2月24日(火) 基礎コース 13:00-17:30
平成27年2月25日(水) 応用コース 10:00-17:00
●第2回研修
平成27年3月10日(火) 基礎コース 13:00-17:30
平成27年3月11日(水) 応用コース 10:00-17:00
【会場】
〖第1回会場〗リモート・センシング技術センター
東京都港区虎ノ門3-17-1 TOKYU REIT虎ノ門ビル2階
(東京メトロ日比谷線「神谷町」駅下車 3番出口より徒歩1分)
地図:
https://www.restec.or.jp/about/access
〖第2回会場〗中野セントラルパークコングレススクエア
東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパーク サウス コングレスクエア
(JR中野駅より徒歩5分)
地図:
http://congres-square.jp/nakano/access.html
【応募方法】 RESTECサイトにて必要事項を記入の上、ご応募ください。
応募サイト:
https://www.restec.or.jp/training/course-jaxa-1
【応募条件】
- 土木・建設コンサルタント業界の方が応募対象です。
- 参加者は原則、民間企業の方を想定していますが、産業振興を目的とした業務に従事する行政、自治体、団体等の方はこの限りではありません。なお、学生・教員はご遠慮いただきます。
- 同一組織から多数の参加希望があった場合、または参加人数を超える応募があった場合は、選考の上ご連絡いたします。
- 原則として、基礎・応用コースの両コースを受講していただきます。
- 研修受講後に衛星画像の利用状況等に関してWEBによるアンケートを実施します。
- 大学教養課程程度の数学の知識を有していることが望ましいです。
- 募集は予告なしで締め切らせて頂きますことをご了承ください。
※1 SAR衛星で観測に用いられる電波の波長は、大きく分けてX、C、Lバンドの3種類があり、ALOS-2に搭載されたLバンドSARの波長は長く、細かい構造を一部透過します。そのため、木の枝葉を透過しやすく、地表面の形状を捉えることができます。
※2リモートセンシングとは、「物を触らずに調べる」技術です。リモートセンシングには様々な種類が有りますが、人工衛星に専用の測定器(センサ)を載せ、地球を調べる(観測する)ことを衛星リモートセンシングといいます。